アロマテラピーって?
植物の花、葉、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使い、心身の不調を穏やかに回復したり、健康や美容に役立てていく自然療法です。
現在、日本国内ではリラクゼーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されています。
精油は有効性分を高濃度に含んだ揮発性の芳香物質であり、植物によってそれぞれ特有の香りと機能をもっています。たとえば殺菌、抗ウイルス、鎮痛、免疫強化、疲労回復、自律神経調整、血行促進、血圧低下、などの効果が期待できると言われています。
しかし精油は直接お肌に塗布したり飲んだりすることは大変危険です。
キャリアオイル、ベースオイルと呼ばれる植物性油脂(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど)に希釈することでトリートメント(マッサージ)に用いることができます。
アロマテラピートリートメントは直接お肌に触れることで、『手当て』という言葉があるように人を癒す力があります
また、精油は嗅覚から大脳辺縁系、大脳新皮質にある嗅覚野に伝わり『におい』として認識されます。大脳辺縁系の海馬、扁桃核、視床下部など記憶、情動、生命現象の統制、自律神経の機能調節などの中枢であり、精油が影響をあたえることができると考えられます。
また、鼻の粘膜や皮膚からも吸収され毛細血管から血流へ、そして脳や身体組織、各臓器へと全身へ行きわたります。最後は肝臓で解毒され体外へ排泄されます